marron-castleの日記

思ったことをつらつら書きます

長崎旅行①ー1日目ハウステンボス

長崎に旅行しました。

期間は2018/09/09~09/12の3泊4日です。

前回の記事では、「人」視点で

  • 人はなぜ旅をするのか

を考えました。

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今回は「観光地」視点で

  • その観光地はなぜ人を惹きつけるのか

  • その場所を観光地たらしめている要因は何か

を考えながら、旅行の中で印象に残ったスポットを振り返ってみました。

すると、長崎は景観・歴史・建築など、多くの要素が揃ったとても魅力的な観光地であることが分かったのでその結果を共有します!


1日目

ハウステンボス

現地に着き、まず向かったのはハウステンボスです。

www.huistenbosch.co.jp


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遊園地型のテーマパーク

ハウステンボスについては元々よく知らなかったのですが、

オランダ語「森の家」という意味で、

ひとことでいうと、ディズニー、USJのような

遊園地型のテーマパークです。

両者と似ている点を挙げてみると、

  • 入場料(大人1人¥7000)

  • 豊富なアトラクション

  • ライトアップ

などがあります。

ライトアップはこんな感じです。

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ハウステンボスライトアップ


「花と光の王国」というコンセプトで、

昼には花畑を、

夜にはライトアップやプロジェクションマッピングを楽しむことができます。

自分が訪れたときには「花の大運河」というイベントをやっていました!

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花の大運河(ハウステンボス公式HPより)


ディズニー・USJとの決定的な違い

このままだとディズニーと近い位置づけになってしまうのですが、

よくよく考えてみると、決定的な違いがあることに気づきました。


そもそもテーマパークというのは、

ある「テーマ」に基づいて

全体が演出されている場所のことです。


ディズニーではディズニーの世界観

USJではハリウッド映画の世界観

がテーマですが、

これらはどちらもファンタジーです。


一方、ハウステンボスのテーマは「ヨーロッパ」

一番目をひくのは、オランダの街並みを意識した景観です。

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オランダを意識した景観


見てるとなんだか癒されますね。


なぜヨーロッパなのかはもう感づいている方が多いと思いますが、

それは

長崎が鎖国時代(江戸時代)に唯一ヨーロッパと交易していた場所

だからです。

そしてこれは、ファンタジーではなくリアルなカルチャーです。

ここが、ディズニー・USJとの決定的な違いであると感じました。


この違いはアトラクションにも表れていて、

回っていて気づいたのは、どうもVRやロボット関連のアトラクションがめちゃくちゃ多いこと。

これは、新しさの象徴としての「西洋文化

意識した結果ではないかと思います。


アトラクション以外にも、

園内には「変なレストラン」という

ロボットが接客をする(という建前の)レストランや、

園外には「変なホテル」という、これまたロボットが接客するホテルもあります。

変なホテルには実際行ってみたのですが、受付は以下の写真のような感じです。

動物などに扮したロボット空中ディスプレイを使って接客していました。

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変なホテル

このホテル内には無人のコンビニもあり、

入るところから顔認証を導入しているなど、

なかなか本格的なものでした。


日本ではまだ馴染みが薄いですが、

これは中国ではすでに導入されているコンビニの形です。


「変なホテル」「変なレストラン」というネーミングではありますが、

あと5年も10年も経てばこのような接客の形が普通になり、

むしろ人が接客するサービスの方が「変」になっていくのだろうなと、

いろいろ考えさせられました。


ハウステンボスの魅力

正直、ここまでいろいろと考えさせられる遊園地は生まれて初めてでした。

リアルな土地をテーマにしたテーマパークが他にもあるか、

調べてみたところ、

など、数多くあるようです。


特に志摩スペイン村

スペインを意識したテーマパークであると同時に

遊園地としても大規模に投資されており、

ハウステンボスにかなり近いものがあります。


ですが、長崎でヨーロッパというのに比べると、志摩でスペインというのは疑問の残るところで笑、

ハウステンボス知名度で優っているのもうなずけます。


最後にまとめると、

ヨーロッパ、そして新しいものへの憧れを持った日本人の心を見事鷲づかみにする遊園地

それがハウステンボスなのではないでしょうか?


新しいものを追求する以上、

今後のハウステンボスの変化は、

社会の変化を反映するものになるはずです。

とても気になるので、

10年後ぐらいにまた行ってみようかと思います。


1日目は夜遅くまでハウステンボスを満喫し、近くのホテルに宿泊しました。

少々長くなったので、2日目以降は次の投稿にします。

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